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「ふぁあぁー!!疲れたぁぁ!」
部屋に入った途端、ソファーにバターンと倒れて叫んだ私。
そんな私を涼しげな顔で跨いだ伽耶は、海に行くときに持っていったカバンの中身を片付けていく。
「伽耶は疲れてないのぉぉ〜!?」
床で手足をジタバタさせながら伽耶を見ると、相変わらずの涼しげな顔で
「あたしは日向ほどハードに遊んでないから」
と言われた。
うー…まぁ、そうだけど。
あの後私たちは、チームタカとチーム日向に分かれて、勝った数が多かった方が勝ちと決めて沢山の種目をやった。
ビーチバレー、ドッヂボール、ビーチサッカー、ビーチフラッグ。
それはそれはハードだった。
大体の人は2種目くらいやったところで他の人にバトンタッチしてた。
でもチームのリーダーの私とタカだけは違った。
火花を散らして、「休憩すれば?」と言われるのを無視して「でる!!」と意地になり全部の種目にでた。
まぁ、結果、引き分けだったわけだけど。
身体のあちこちが痛くてたまらないっ…!
それも私の肌は皮肉なことに日焼けしないで、赤くなっちゃうタイプだからヒリヒリが止まらない。
………明日は、大人しくしてよう。
「ほら、今からご飯食べるんだから早くしな日向」
「うー…」
唸りながらも、気になっていることをグルグルと頭の中で考える。
……なんで茜、いなかったんだろう。
痛い体をなんとか起こしながら、私は心の中で呟いた。
──やっぱり、なんかある?
茜が不機嫌な理由も。
一緒に遊ばなかった理由も。
でも────────あたしが踏み込んじゃって、いいのかな?
立ち上がって、床を睨みつけるように見る。



