そして、美影の攻撃を避けて間合いをとって。
喧嘩の途中だっていうのに、私に目を向けた中哉は。
「俺は、全部、気づいてた。分かってたんだ、ホントは」
そう、言った。
私は目を見開く。
「中哉、おまえっ…」
青嵐の幹部が、動揺して。
その隙に白龍のみんなが動いた。
青嵐はよろめいて体制を立て直すけど、きっともうすぐ終わるだろう。
中哉は、美影の強い一撃を食らって座り込んでいた。
形勢は確実に白龍に傾いた。
よかった、なんて安心していたのも束の間。
「なんでよっ…!」
そう呟いた篠原柚姫に首を絞められて、壁に追い込まれた。



