────茜?
キョロキョロ、あたりを見渡すけどどこにもいなくて。
首を傾げた所で、暁が走ってきた。
「おい日向!いまからビーチバレーとかするからこいよ!あ、波打ち際から離れたところでやるから安心しろっ」
「えぇ?でもせっかく海にきたし、1日目なのに…」
「お前も楽しくなかったら意味ないって!」
そう言って、私の手をグイッと引っ張り暁は私を立ち上がらせた。
「え、あぁ、ちょっ」
いきなりのことに戸惑う私の手を引っ張って走り、ビーチバレーの準備をしているところまで連れて行かれた。
ほんっとにいきなりだよね、とか呟きつつも私の顔は緩んでしまう。
それよりも、茜は─────まぁ、なんか食べ物買いにいったとかだろう。
うんうん、一人で頷いて自己完結して、私は笑顔でビーチバレーをするメンバーの中に入っていった。



