言い終わった時、さっきまで喧嘩してたはずの夕が私の肩をガッと掴んだ。
「てめぇ、柚姫に何してんだよ!!」
なんで、こんな最低な奴をここまで守れるの?
わかんない。
わかんないよ。
「……ンタだって」
「あぁ!?」
「アンタだって、物としか捉えられてないのに!!!仲間が大変な状況でこんな事いうヤツなのにっ「ゆうぅ〜…っ、怖かったぁ」
こんな、ヤツなのに。
「大丈夫か?ちょっと離れたところにいろよ」
夕のその声に、なんだかもう、どうでもよくなった。
少しだけ、ほんの少しだけだけど。
こんなヤツに利用されてかわいそうとか思った私がバカだったのかな。



