真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【下】




美影と、中哉。


朝陽さんと、夕。


茜と、茂。


ミッキーと、歩。


タカと、海くん。



それぞれ2人が向かい合って、静かに、睨み合う。


威圧的すぎる、痺れるような空気に、足が動かなくなった感じすらした。




そして茜の、



「────どっからでも、来いよ」



その言葉をスタートにするように、余計に空気が重くなった。




ジリ、ジリ、距離を詰めては離れる。


どっちからも手を出さない状況に、無意識に呼吸を止めてしまう。


もはや私は、自分の横にいる篠原柚姫の存在なんか忘れていた。



誰も手を出さないのが続いて、1分は経った頃。