「残念ながら、全然。まぁいざとなったら守ってあげるけど?」
「バーカ、下っ端の分際で大口叩いてんなっ」
私の頭をぽすんと叩いて、青嵐の方に向き直ったタカ。
けど、きっと不安だろうな。私はみんなが負けないって信じてるけど、多分力は互角くらい。
どうなるかなんて、わからないから。
青嵐と白龍の幹部が見つめ合う。
そして中哉が口を開いた。
────けど、それを遮るように、
「さっきすごい音したけど……みんな平気??」
篠原柚姫がギャラリーから顔を覗かせた。
大方、中哉がドラム缶を蹴っ飛ばした時の音のことだろう。
「バカ!ゆーちゃん、出て来ちゃダメだよ!!」
焦ったように言う歩の言葉が聞こえてないのか、篠原柚姫は下に降りてきた。



