真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【下】


まだ連絡は来てないのかな、なんて隙を見せない程度に茜を探すと、




「──あ!TUSKの総長さん!後ろ!」




近くにいたTUSKの総長さんが後ろから鉄パイプを振りかざされていて、とっさにそいつの鳩尾に回し蹴りをめり込ませた。



「うお!!サンキュー。まじで、なかなかやるなお前」



「そりゃどーも!」




なんて会話を交わして、また私は自分の喧嘩に意識を集中させた。



たまに危ない状態の人たちを助けながら、人を蹴ったり殴ったり。



手からは血が出てるけどそんなの気にしないで倒し続けた。



でも、ずっとやってれば注意力は散漫になってくるし、体力もなくなって鈍ってくる。



もちろん、私だって無傷じゃないわけで。



さっきパンチを避けきれなくて当たってしまったせいで、口の中が切れて痛い。




どれくらい時間たったかな。