「こここれって、どっちがカバンとか置いていい方?」
いまだにミッキーの伏し目がち色気光線の影響が残ってて、噛みまくった私を不思議そうに見ながらミッキーは口を開いた。
「そっちのブルーの小さいのが荷物で、黄色の大きいのが座ったりする方!あ、オレちょっと朝陽のとこいってくるから!」
そう言って、すぐ走っていってしまったミッキーに「あ、うん了解!」と返事をして私は荷物をレジャーシートに置いた。
────それから、とりあえず水着になろうということで上から来ていた服を脱いで。
伽耶は脱いだ瞬間朝陽さんにパーカーを渡されて「着てな」という王道的展開を迎えていた。
…え?そういう感じ?
私も期待してキラキラした目でみんなを見つめたのに、「あぁ、ひぃちゃんは大丈夫」「な、平気だわ」チラッと胸の方を見てからサラッとスルーされた。
あぁ、なーんだぁ、胸の大きさの話ぃ?
………クッソ失礼なんですけどこいつら!!
それも胸を平然と見てくる時点で女とは認識されていないと悟った。
ミッキーとまーくんは私にホの字だったはず…!なんて思って期待の目でジッと見つめてみたのに、なんでか知らないけど赤面して逃げられた。
笑い堪えすぎて顔が赤くなるくらい私の水着姿は面白いってことですかそれは。
べつにいいもん、女の子扱いされるとか期待してなかったもん、ブツブツ愚痴りながら、皆で食べ物を海の家に買いにいって。



