「─────いくぞ」
美影のその言葉で私たちは青嵐の倉庫まで歩き始めた。
静かな中に、音が響く。
擦るような足音。
鉄パイプを引きずる音。
痛いくらい緊迫した空気に、歩きにくさを感じるほど。
そして私たちの視界に、並んだ倉庫と、その前で私たちを待っている人たちが目に入った。
倉庫の外だけで、あの人数。
中に入るのも大変だなこれは。
なんて思いながらも、久しぶりに見たそこに私の中の何かが震える。
怖い?そうじゃない。
言うなら、武者震い。
────追い出されて、それ以来かな。
ここに来たのは。
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