「な、何用ですか…?」
ちょっと朝陽さんの後ろに隠れながらそう言う。
身長が高いせいもあって威圧的すぎる、怖すぎる。
「そんなビビんじゃねーよ。おい朝陽、この子が言ってた子が?」
「そう、茜と一緒にお前らと同じ倉庫行くからな」
「マジで?喧嘩できんのかよ?」
「できるできる、見かけによらずね」
「ふーん?頼りにしてるぜ」
この人絶対信じてないななんて思いながら、「お、おうよ!」返事をしたとき、誰かの腕時計から9時を知らせる音が鳴って。
まだ緩さの残ってた空気が、ガラリ、変わった。
座ってた人は立ち上がって。
タバコを吸ってた人は、地面に落として足で踏みつける。
鉄パイプを拾い上げる、カランという音が不気味に鳴った。
そして一言。



