──────今日が終わるまで、あと3時間10分。





私たちは青嵐の倉庫からほんの少し離れた場所に集まっていた。


もちろん、傘下の族と同盟を組んでる族も。



結局、来れないのは2チームだけに収まって、朝陽さんの読みが正しければこれで青嵐側と白龍側の人数は同じくらいらしい。




…勝算は、ある。



でも、気は抜けない。



倉庫に着替え置いておいてよかった、なんて思いながら私は服を整える。


黒のパーカーに、ジャージのズボン。

スニーカー。



…戦ってるときにポンパドールのピン外れないよね?



ぐちゃぐちゃになるのは別にいいんだけれど、前髪が前に落ちて来ちゃうと邪魔になる。



うん、ちょっとキツめに付け直しておこう。





「────そうそう、だからこの三個の倉庫にあいつらは分散して居るはずなんだ。だからお前らはこの倉庫で指示頼む」