真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【下】




どれくらいの族が集まるのかもまだ、わからない。



人数が、青嵐より少なくて危ない状況になるかもしれない。



なら。私のスマホなんて、どうだっていいじゃんか。




言いようのない悔しさが心を蝕む。





「みんなが、危ない状況になるのはヤダよッ…!絶対、やだよぉ……」




唇をギュッと噛んで、泣きそうになりながら茜を見つめれば、フッて笑われた。




「大丈夫だ、信じろよ。絶対、大丈夫だ。────信じらんねーか?」




だって、ズルイよ、そんなの。



信じらんないなんて、言えるわけないじゃんか。




「っ、信じ、られるよ。……られるけどっ」