「おはよう!龍騎さん、朝陽さん!」



「…おはようございます」




強すぎる日差しを手で遮りながら、倉庫の前に止まっている車に近寄り、伽耶と一緒に挨拶をした。



「お、久しぶりだな日向。伽耶ちゃんは初めましてか」



「日向ちゃん伽耶ちゃんおはよう!」



ニコッと爽やかに笑ったイケメン2人のおかげでちょっと涼しくなった気がしなくもない。





………にしても。


倉庫の前に車が2台あるのはまぁ許せる。





うん、だけどね。




…だけどさ、この数はないよね!?




もうこれ幻覚だと思いたい、なんて考えながら周りに止まる大量のバイクを見渡した。