切なげな顔を隠すように、口角を上げた伽耶にわたしもごめんって気持ちを込めて笑った。 「────よし、じゃあ、ラストの6限目頑張ろっ」 「うん、そだね」 伽耶が自分の席に向かって歩き始めた。 周りの人たちとは違う空気が、私たちを包んで。 揺らしてく。 もうすぐ、全てをかけたソレが始まって、そして全てが終わるのだと頭では理解してるけど。 心がついていかない。 緊張と、動揺と、不安。 それでもきっと、彼らも、私も、始まりの音が聞こえる1秒前まで。 ────ただただ、笑う。