真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【下】




────でも、その行為が……と言うより、今日、コーヒーを飲んでしまったことがそもそもの私の間違いだった。




結構時間やばいよね、なんて思いながら早くトイレを済ませて出る。



でももう廊下には人があんまりいなくて、急がなきゃ何て思って走り出そうとした時。





「────おい、待てよ」



引き止める声が聞こえて、わたしは踏み出そうとした足を止めた。



夏休みショッピングモールであった時、関わらないでって釘を刺したと思ったんだけど。おっかしいなぁ。



それにしても、この場所、茜に会った日のことを思い出す。





くるりと振り返って、彼ら…青嵐の幹部5人を真顔で見返した。


目線はもう、下げない、逸らさない。





「あれ?オヒメサマはいないんだ」




クスッて笑ってやれば、夕はイラついたように私を睨み返す。