────でも、その行為が……と言うより、今日、コーヒーを飲んでしまったことがそもそもの私の間違いだった。
結構時間やばいよね、なんて思いながら早くトイレを済ませて出る。
でももう廊下には人があんまりいなくて、急がなきゃ何て思って走り出そうとした時。
「────おい、待てよ」
引き止める声が聞こえて、わたしは踏み出そうとした足を止めた。
夏休みショッピングモールであった時、関わらないでって釘を刺したと思ったんだけど。おっかしいなぁ。
それにしても、この場所、茜に会った日のことを思い出す。
くるりと振り返って、彼ら…青嵐の幹部5人を真顔で見返した。
目線はもう、下げない、逸らさない。
「あれ?オヒメサマはいないんだ」
クスッて笑ってやれば、夕はイラついたように私を睨み返す。



