これがきっと、交戦前の数少ない平和な時間。
うん、いっぱい笑って、楽しく過ごそう。
そんなことを心の中で決めて、私はその時間を伽耶と楽しく過ごした。
「ふー、それじゃあ教室戻るかー!あと2時間がんばろっと」
「日向、この教室鍵は」
「開けっぱで平気だよー」
「そっか」
伽耶と空き教室を出て、廊下を歩く。
教室が近くなった時に、さっきコーヒー飲んだことを思い出して足を止めた。
念のため、行っておこう。
「伽耶、私トイレ寄ってくから、先戻っててー!」
私の声に、「わかった」と返事をした伽耶を横目に私はトイレに入った。



