…過去の話題をだされて。 こんなに動揺せずにいられるなんてなぁ…。 ──いろんな事が頭の中でぐるぐる回る。 篠原柚姫も相変わらずだった。 どんな理由でもこんなこと絶対にしちゃダメだって、どうやったら分かってもらえるんだろ──って! けど私は頭をブンブンと振って、「気にしない気にしない!」と階段に響き渡る声で言って壁から背中を離した。 腕がチクリと痛んで目をやれば、案の定。 篠原柚姫に掴まれていたところはやっぱり、爪が刺さってたらしく、2箇所から血が出ていた。