真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【下】





…過去の話題をだされて。



こんなに動揺せずにいられるなんてなぁ…。




──いろんな事が頭の中でぐるぐる回る。



篠原柚姫も相変わらずだった。



どんな理由でもこんなこと絶対にしちゃダメだって、どうやったら分かってもらえるんだろ──って!




けど私は頭をブンブンと振って、「気にしない気にしない!」と階段に響き渡る声で言って壁から背中を離した。




腕がチクリと痛んで目をやれば、案の定。


篠原柚姫に掴まれていたところはやっぱり、爪が刺さってたらしく、2箇所から血が出ていた。