なんとなく。本当になんとなくだけど、いつもと浴びせられる目線が違うかもしれない。
蔑むような目だけだったのに。
どこかに動揺を交えてる人がいる。
いつもと違う感じに、私もまた少なからず動揺したけど。
…って、いやいや、私には関係ないよね!
気を取り直して、私はまた床に目線を向けた。
誰に真実が広がろうが、誰が“真実”を信じようが。
だって交戦はあるんだから。
教室の前について下へ向けていた顔を上げて、扉に手をかける。
でも、私が扉を引く前に、ガラガラガラッと勢いよく向こう側から扉が開いて、人が出ていた。
そこにいたのは、篠原柚姫。
ぶつかりそうになって、私はびっくりして目を見開く。
篠原柚姫も、予想外だったのか目を見開いた。



