「だからさ……本当はあの子、裏切ってないってやつ」
「はぁ!?な、なにそれ!」
「いま少し噂になってるんだけど、本当は、今の姫があの子をいじめてて。今の姫がいじめられたーとか言ってたのは、自作自演…っみたいな」
「え?いや、え?…それ嘘じゃないの?」
ど、どういうこと?
なんで今になってこんな話が?
でもまだ、知ってるのは少人数みたいだ。
教室までの廊下を歩きながら私は動揺する頭で考える。
うーん…。
なんで?誰が?─────あ。
そこでなんとなく答えが浮かんで、私は床に向けてた顔をバッとあげた。
ヒソヒソ話してるみんなの目線が集まる。



