真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【下】




だからみんなこれだけ、どうかお願い。


罪悪感に押しつぶされそうになったら、助けてほしい。

壊れそうになったら、泣きそうになったら、受け止めてほしい。


側にいてくれる、それだけでいいから。




──どうせ、お願いなんかしなくてもそうしてくれるんだろうけどさ。




…でもそうしたら私、もう、前を向いて歩いていけるよ。




───過去で止まってた足が、どこかでコツリ、踏み出す音が聞こえた気がした。






「おい、日向。こねーのか」



美影が扉で振り返る。



それでパッと我に返った私は全力の笑顔を向けて、



「今行く!」



扉のところへ駆けていった。