茜に続いて、部屋から出て行こうとしていたまーくんを引き止めれば、まーくんは一回足を止めて「おう!」と返事をしてからまた歩き始めた。
みんなが部屋から出て行く。
その背中を私は、まだ止まったまま見つめた。
そして、心の中で呟く。
私の過去を聞いても、変わらないでいてくれて、ありがとう。
私を前に進ませてくれて、ありがとう。
沢山甘えさせてくれて、ありがとう。
過去を、受け入れてくれてありがとう。
ねぇもう、“私、強くなったよね?”なんて考えないで。
“私は、強くなった。”そう、思っていよう。
罪悪感を感じてでも、幸せになるんだ。私は。
違う、ならなくちゃいけない。



