真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【下】



「なぁ、日向。


───もう、前に進んでもいいんだよ」





「……っ」




だめだ、視界が思いっきり歪む。


涙が堪え切れなくなって、私はとっさにまた窓の方を向いて、みんなに背を向けた。




ぼろぼろぼろ、止まらなくなって。溢れてくる涙。




目元に腕を押し当てて、今にでも漏れそうな嗚咽をこらえるためにぐっと震える口を結ぶ。






『だから、もう、────前に進んでも、いいんだよ…っ』



なんで、私が前に言った言葉、覚えてるのミッキー。



ねぇ、なんで私が欲しい言葉が分かったの…?




「おれさぁ、過去を日向に話してこの言葉言ってもらった時、スッゲェ嬉しかったんだよ。だから、日向にも」



へへって、笑いながら言ったミッキーに私は余計に涙が溢れた。