別にどうでもいい、という顔をするなら聞かなければいいのに。
そんなことを思いつつも、首を振り。
私はいつ会ったのかもう記憶にもない目の前の叔母さんを見つめた。
ふぅん、と呟いたおばさんは『起きたこと、看護士さんに伝えてくるわ』そう言って部屋から出て行った。
これから私…あの人と一緒に暮らすの?
新しい場所で、やり直せる…?
もう、あんなあんな辛い思いしなくていいの…?
それがものすごく嬉しくて、私の強張っていた顔からだんだんと力が抜けた。
安心したのか、目にほんの少しの涙がたまる。
『よかっ、たっ…!』
起こしていた体を、ベッドにボフンと預けて私は絞り出すように呟いた。
また、昔みたいに、笑える。



