真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【下】






───────目を開けたら、元は真っ白だったんだろう、少しくすんだ色の天井が目に映って。





…なんで私はまたここにいるんだっけ。




腕に繋がれた点滴。



枕元で規則正しくなる、ピッピッという音。




なんでここにいるのか、目覚めたばかりの頭を働かせようとしたけど、働かない。



…違うか。ほんとはなんとなく覚えてるから、鮮明に思い出さないように、働かせないようにしてるだけ。




嫌なんだ、病院は。



運ばれてきたのは、これで2回目。




ここに運ばれてくると、毎回たくさんのことが変わって、終わってるから。




肝心なときに、私はいなくて。いっつも変わってしまった状況に置いていかれる。