真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【下】



意識が遠のく。


体もだんだん沈んでく。



バシャバシャと水の揺れる音がどこかで聞こえる。




誰かが口論する声が聞こえた気がした。





何だろう、思ったけど。



私の意識はもう戻れないところまで来ていて──────そこでフッと、途切れた。






私のずるい呟きは、海に、叶うわけもなく消えていく。






『だれか、ぜんぶ、もとにもどして……』