お母さん、ごめんなさい、ごめんね。
ほんと、なんで私が生きてるんだろうね。ごめんね。
笑っちゃうね。ごめん。
だんだん、意識が薄れていく。
苦しいのかなんなのか、わからなくなってくる。
『死んでよ……!』
静かで、静かで、真っ暗な海の中にほんの少し届いたその声は。
ぎゅうって、私の心臓を握って離さない。
苦しい。
きっとわたし死ぬんだなって悟って。
────わたしがしねば、おかあさんは、らくになる…?
そんなことを思った。
でもそれならそれで、いいかもしれない。なんて思っていたら、瞼はどんどん落ちていった。



