でも、足が止まる私のことなんか、まるで気に留めず進んでく。 ──────怖い。 嫌な予感がしてなのか。それともいつもと違うお母さんの様子のせいか。 広がってく恐怖心は止まらない。 広がって、広がって、私の体を余計に凍らせる。 でも、どうする事も出来なくて、やっとお母さんが止まった場所は────夜の、浜辺だった。 でも止まったのは一瞬で、どんどんどんどん歩いてく。 ねぇ、おかしい。 おかしいよ、おかしい。 どうして?なんで?まって? ────そっちは海だよ…? 『おかーさっ…わっ』