真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【下】


でも、足が止まる私のことなんか、まるで気に留めず進んでく。





──────怖い。




嫌な予感がしてなのか。それともいつもと違うお母さんの様子のせいか。



広がってく恐怖心は止まらない。




広がって、広がって、私の体を余計に凍らせる。




でも、どうする事も出来なくて、やっとお母さんが止まった場所は────夜の、浜辺だった。




でも止まったのは一瞬で、どんどんどんどん歩いてく。






ねぇ、おかしい。




おかしいよ、おかしい。




どうして?なんで?まって?




────そっちは海だよ…?





『おかーさっ…わっ』