よけい募ったイライラに、泣いて甲高い声で怒鳴りながら。
少し間を空けて、ポツリと何かを呟いたお母さんは無表情になって、私の手を引っ張って玄関まで歩き出した。
突然のことに困惑する。
『どこいくの…?』
私の問いには答えないで、お母さんはどんどん歩いてく。
強く握られた腕が痛い。
『ちょ、あ…』
靴を履けてないのに止まる事も出来ず、私は裸足で外に出た。
まだ寒い空気が肌を刺す。
それでも、何かが壊れてしまったみたいにお母さんは私の腕を引っ張って歩いていった。
な、に?どうしたの…?
冷たい道路に、足がどんどん冷えてく。
たまに踏む石が、私の足を傷つけて止まらせる。



