歩いたら、人殺しだって指を指されて。
誰も味方なんてしてくれなかった。
ねぇ、私がだいちゃんを殺したなんて。
嘘でしょ?嘘なんでしょ?
じゃあなんで私は生きてるの?なんで私が死ななかったの?
ねぇ、死ぬなんて聞いてないよだいちゃん。
ねぇ、私だって海に入ったのに。
ねぇ、なんで。
────周りの目線。真実に付け足された噂。便乗したように言われる悪口。
私の心もだんだんと壊れてきていたけれど。
それ以上に、お母さんの心はボロボロになっていた。
小学生の嫌がらせと、主婦の嫌がらせの差。
それは想像以上に大きくて。
お母さんが、元のお母さんじゃなくなってしまうのは容易なことだった。



