真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【下】


歩いたら、人殺しだって指を指されて。


誰も味方なんてしてくれなかった。




ねぇ、私がだいちゃんを殺したなんて。



嘘でしょ?嘘なんでしょ?


じゃあなんで私は生きてるの?なんで私が死ななかったの?



ねぇ、死ぬなんて聞いてないよだいちゃん。



ねぇ、私だって海に入ったのに。




ねぇ、なんで。





────周りの目線。真実に付け足された噂。便乗したように言われる悪口。



私の心もだんだんと壊れてきていたけれど。




それ以上に、お母さんの心はボロボロになっていた。




小学生の嫌がらせと、主婦の嫌がらせの差。



それは想像以上に大きくて。




お母さんが、元のお母さんじゃなくなってしまうのは容易なことだった。