真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【下】



私の目から出た涙は海に溶けていく。



なんで人ひとり、助けられもしないの私は。



悔しい、ばかやろう。




私は霞む視界の中にだいちゃんを映しながら、ゆっくりゆっくり目を閉じていった。









──────……そして、その次に目を覚ました時には。





……だいちゃんは、もういなかった。




どこにも。





溺れてから、3日目。



やっと目を覚ました私は、目を覚ましたと聞いて、きてくれたお母さんの様子がおかしいことにも気づかなくて。




『お母さん!!だいちゃんは!?』




私は焦りながらそう聞いた。




大丈夫だよって、優しく笑ってくれると思ってたのに。



別の部屋で寝てるよって、笑ってくれると思ったのに。