照れてる、かわいいなぁ。
そんなことを思ってニヤニヤしながら私も立ち上がる。
パーカーと短パンを上からきて、服と荷物をトートバッグに入れて、伽耶と一緒にみんなの待ってるところまでいった。
「ごめんごめんっ、待った?」
階段をパタパタと駆け下りて、出入り口付近のソファで座っているみんなに声をかけた。
そうすると、気づいたみたいにみんながこっちを振り向く。
……けど、これは厳つい。
見るからに不良な奴らがごちゃっと集結していて、これ海で私たちの近くには誰も寄って来なそうだなと悟った。
まぁ話してる内容は可愛いものなんだけど。



