真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【下】





話したかった、話せなかった、怖かった、話すための一歩が踏み出したくて、踏み出せなかった。



でも、包み込むようにあったかいみんなの笑顔は。



ふわりと軽く、私の強張った気持ちを溶かして、心の中で一歩、踏み出させてくれた。



結局私はまたみんなに背中を押してもらったんだ。




「みんなの笑顔を見てね。……話そうって。話すって、決めたの」




ニコッと龍騎さんに微笑めば、龍騎さんは目を見開いてから。




「っ、……そっか」



ふわって、目元を緩めた。



その笑顔がまた、私に大丈夫だって思わせてくれる。




「揺るがない、揺るがせない。怖くないって言ったら嘘だけど、せっかく一歩踏み出せたから。多分。

──この気持ちが消えないうちにみんなに、全部話す」