真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【下】





言葉につまる。


歪んでた視界は、ぽたりと零れ落ちた涙のおかげでクリアになった。


でもまたすぐに、止まらなく歪む。



「日向…」



最初は、何の話をしてるんだろうって顔をしてた龍騎さんも、だんだんと分かってきたみたいで。

何を言ったらいいのか分からなそうな声を出した。



いいの、独り言だから。


こんなこと話しても困らせるだけなのは、分かってるから。




「多分ね、私、心のどこかでみんなが痺れを切らすのを待ってたっ…。早く話せよって、なんで話してくんねぇんだよって、言ってくれるのを待ってた。

みんなに突き放されなきゃ、話さずに甘え続けるつもりだったんだ多分…っ」




ぽたぽた零れた涙と、グラスから滴った結露が、沢山の水溜りを作っていく。