真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【下】



コトリ、目の前に置かれたグラス。


ありがとうと小さく呟いた。




頬杖をついて、メロンソーダの気が抜けちゃうことなんて気にしないで、シュワシュワとなるメロンソーダをただ見つめる。




きれい。


ビー玉に閉じこめたい。



なんとなくそんなことを思う。



目に移る、鮮やかでいてすこし不気味な黄緑は、私の固まった気持ちを余計に強くした。





「…龍騎さん、今から話すのは独り言なんだけどね。聞いてても聞いてなくてもいいからね」




「おう」




「…みんなに、いつか話そうって思ってたんだよ、全部。───でも、“いつか”なんて思ってたってね、そんなのこなかった…」




わかってたんだよ、本当は。


いつか、なんて自分で動こうとしない限り来ないこと。



でも、“いつか話すからごめん”そう心の中で呟いて、自分の中の罪悪感を消してた。