真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【下】



…なんで、言わないかなぁ。






「突き放して、くれればいいのに」





ボソッと呟いたその声を、拾ったみんなは。




「そうすれば話してくれるのかもしれねーけどさぁ」


「多分、俺がムリだ!日向を突き放すとか!」


「日向ちゃんを傷つける勇気ないな俺には」


「「んなことしたら、お前泣くだろ」」





バカみたいに、優しくて。



私に傷つけられてる癖に、私を傷つけたくないって優しく笑った。



一瞬私は目を見開いたけど。



次の瞬間には、フッと力が抜けていた。


あーあ、もう。





…優しすぎるんだ、このやろう。



甘やかしすぎなんだ私を。




泣かないって決めたのに、涙が目の淵にたまって。




「…っもう帰る!!」



倉庫に響き渡る声でそう言った。