真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【下】



踏み入れれば、私のスニーカーと地面の擦れる音が響き渡る。




みんなの役に、立ちたいから。



──私は青嵐の戦力を少しでも減らすために、ここにきた。





でも、それだけじゃなくて。



──頭から離れない過去を、モヤモヤする心の中を、振り払いたかった。




みんなに、バレないように。



手は、極力使わない。




奥に奥に入るにつれて、不気味な音が聞こえてくるようになる。



殴る音、蹴る音、呻き声。



痛いのに、きっと彼らも負けると分かってるのに。



それでもここに居続ける理由はなんなんだろう。




そんなことを考えた時。



ガサッ…という音と共に、3人の男がニヤニヤしながら現れた。





「女の子がこんなところに一人で…」


「何の用かなぁ?」





────どれが青嵐の仲間かなんてわからないから。来る人来る人をただ蹴り飛ばしていった。