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「…なた、…日向?」



「んぇ?あ、うん、なに?」





───ぜんっぜん、いつもの調子なんか取り戻せなかった…。



はぁぁ、心の中で自己嫌悪に陥りつつも、ミッキーに笑顔を向ける。



「なにじゃないって!!も、もしかして全部聞いてなかったとか…ないよな?」




む、むしろなんの話?


そんなにボケっとしてたの私。



「んー、えー、……メモにとり忘れたからもう一回お願いっ」



「それ確実に聞いてなかったよな!?それに語尾に星つける勢いで言ったって……可愛すぎるだけだからやめろよなっ!」



「予想外の返答に動揺が隠せないよ花崎さんは」



いやだって、なにまじで赤面してんのぉぉ!?



ミッキーが私に、ほ、ほ、ほの字なのは知ってるよ?


でもさ、私が可愛いかどうかは別次元じゃん?





「そ、それとも私って、いままで言われたことないけど、何気に、か、かわ、かわい…「な、わけねーだろ」…ハイハイわかってましたよぉーってオイ茜コラ!!」