真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【下】




変な笑い方、ってツッコンであげたいんだけどなぁ。



だめだ、今、それができない。



須佐っち達が今度こそ本当に背を向けて歩き出す。



それを合図に、みんなは私に高めのテンションで近寄ってきた。




「はー、日向まじで焦ったよお前!」


「だよな!ひーちゃんが戻りたいって言うんじゃねーかってまじでヒヤヒヤしたし!」


「お前が最初に思いつめた顔するから、この暁様は結構マジで焦ったぞ」


「なんだ暁様って。バカヤローかよ」


「でも何にしても、よかったよな!」


「だって多分……つーか絶対?俺らもう、日向がいねーと本調子じゃねえっつか、楽しくねぇよな!」