変な笑い方、ってツッコンであげたいんだけどなぁ。
だめだ、今、それができない。
須佐っち達が今度こそ本当に背を向けて歩き出す。
それを合図に、みんなは私に高めのテンションで近寄ってきた。
「はー、日向まじで焦ったよお前!」
「だよな!ひーちゃんが戻りたいって言うんじゃねーかってまじでヒヤヒヤしたし!」
「お前が最初に思いつめた顔するから、この暁様は結構マジで焦ったぞ」
「なんだ暁様って。バカヤローかよ」
「でも何にしても、よかったよな!」
「だって多分……つーか絶対?俺らもう、日向がいねーと本調子じゃねえっつか、楽しくねぇよな!」



