みんなは自分で言う度胸はないらしく、まーくんを前に押し出してるし。まーくんの背後に隠れようとしてるし。
先頭きって仁王立ちしてるまーくんは勇ましく立ってるわけでもなく、腕を組んでるもののみんなに背中を押されてなかったら光の速さで後ろに下がっていくと思う。
てゆーか、なんで呼び止めたんだろう。
喧嘩売るつもりとか?…いやいやナイナイ。
……でも、それともう一つ、気になってることがある。
さっき、暁が私の名前を呼んだ時もそうだったけど。
まーくんも、まーくんの後ろに隠れるみんなも、どこか不安そうに見えて。
不安の色が見え隠れしているように感じて。
…なんでなんだろう。
「…今呼び止められたのって俺ら?」
そんなことを考えていると、私たちに背を向けて歩いていた須佐っちたち7人がくるりと振り返った。



