平常心を保ってはいるけど、私も相当怒りがこみ上げていた。
でもここで取り乱したってどうにもならない、だから落ち着け、私。
「それで、全部。──ここにいる6人は、全部に勘付いちゃったんだね…」
落ち着くために、ふーっと一回息を吐いて。
須佐っちから6人に目線を滑らせると、まだ傷ついてるのに、彼らは強がって平気そうな顔を保ちながら口を開いた。
「そんなわけねぇって、最初は意味わかんなくて。俺ら、混乱して。…でもちょっとたってから、全部わかったんです」
「──何が嘘で、何が真実か」
「今まで俺らは何に踊らされていたのかも」
ギリッ…歯をくいしばる音が聞こえる。
そして少しの沈黙の後、今まで言葉を発していなかった茜が、特に興味ねぇという雰囲気を醸し出したままのらりくらりと目線を須佐っちに向けた。



