真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【下】



ここに来て忘れかけてたけど。



白龍と青嵐の敵対関係は、悪化してるんだ。


なにか、大きな動きがあったら。


変化があったら。




────この、のほほんとした雰囲気ではいられなくなる。




きっとそれが交戦が起こる予鈴になるから。





……青嵐か。




───そういえば。



まだ話そうと思って話してなかったことを思い出して、私は口を開いた。




「あのさ、私みんなに、まだ真実の話を聞かせてなかったなってこの間気づいたんだよね」



そんなに大きな声で言ってないのに、騒いでた奴らも私の方に目を向ける。


ミッキーは首を傾げて、「真実の…?」と呟いた。



その質問に頷きながら、私は口を開く。