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日向*side
「ウェーイ!!!やった!私の勝ちだ!」
一番長く落ちなかったまだ光り続ける線香花火をみて、落とさないように声だけハイテンションで喜ぶ。
そんな私にみんなはブスーッとした表情を向けてきた。
な、何さ。
「ひぃちゃんなんか、一番に落ちそうなのによー」
「そうだそうだ、空気読めー!」
ブーブーと文句を垂らしてくるけど、とりあえず言ってることが理不尽すぎて泣きたい。
「どういう基準だこのやろう」
「いつもの感じで言ったら絶対日向は一番最初に落っことして馬鹿にされるやつだろっ」
「モヤシダさん、一番最初に落ちたからって八つ当たりしないでくれます?」
「早く落ちろ早く落ちろ早く落ちろ早く落ちろ」
「これ最後の一本なんだから大人しく見守ってて!?モヤシダさんのモヤシの息がかかっただけでも落ちちゃうかも知れないんだから見守ってて!?」
「おいなんだモヤシの息って。俺がそんな死にそうで途絶えそうな微かな息してると思ってんのか馬鹿にしてんのか」
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日向*side
「ウェーイ!!!やった!私の勝ちだ!」
一番長く落ちなかったまだ光り続ける線香花火をみて、落とさないように声だけハイテンションで喜ぶ。
そんな私にみんなはブスーッとした表情を向けてきた。
な、何さ。
「ひぃちゃんなんか、一番に落ちそうなのによー」
「そうだそうだ、空気読めー!」
ブーブーと文句を垂らしてくるけど、とりあえず言ってることが理不尽すぎて泣きたい。
「どういう基準だこのやろう」
「いつもの感じで言ったら絶対日向は一番最初に落っことして馬鹿にされるやつだろっ」
「モヤシダさん、一番最初に落ちたからって八つ当たりしないでくれます?」
「早く落ちろ早く落ちろ早く落ちろ早く落ちろ」
「これ最後の一本なんだから大人しく見守ってて!?モヤシダさんのモヤシの息がかかっただけでも落ちちゃうかも知れないんだから見守ってて!?」
「おいなんだモヤシの息って。俺がそんな死にそうで途絶えそうな微かな息してると思ってんのか馬鹿にしてんのか」



