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*
少し前の茜*side
「──茜、私ちょっと行ってくる!!」
俺の過去を聞いて、何か考え込んだような顔をしていた日向はそう言って駆け出した。
「はぁ!?」
戸惑いを隠せずそう言った俺を、気にも止めず走っていくあいつの背中は、もうすでに遥か遠くにあって。
俺は、砂浜に座ったまま「はー…」と息を吐いた。
話せた、な。
真剣に俺の話を聞いてくれて。
心の中でつっかえていたものが、ほんの少し取れた気がする。
…にしても、あいつ。
もともと、別荘と海に来るってことでイラついていた俺に追いうちをかけるように、俺のムカつくことばっかりしやがって。
幹夫とニケツしたり、不良に絡まれたり。
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少し前の茜*side
「──茜、私ちょっと行ってくる!!」
俺の過去を聞いて、何か考え込んだような顔をしていた日向はそう言って駆け出した。
「はぁ!?」
戸惑いを隠せずそう言った俺を、気にも止めず走っていくあいつの背中は、もうすでに遥か遠くにあって。
俺は、砂浜に座ったまま「はー…」と息を吐いた。
話せた、な。
真剣に俺の話を聞いてくれて。
心の中でつっかえていたものが、ほんの少し取れた気がする。
…にしても、あいつ。
もともと、別荘と海に来るってことでイラついていた俺に追いうちをかけるように、俺のムカつくことばっかりしやがって。
幹夫とニケツしたり、不良に絡まれたり。



