真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【下】



「はいっ!それじゃあ!あと、別荘泊まらせて頂いてありがとうございました!」



その言葉がものすごく嬉しくて、私はまた勢いよくペコッと頭を下げた。



よし、茜のところに戻ろう。

そう思い頭を上げて、笑顔を向けている茜のお父さんにもう一度ぺこりと会釈して、私は背を向けて歩き始めた。




茜はまだ、海にいるかな?


早くみんなのところに連れてって花火に混ぜてもらおう。


私は茜の過去を聞いただけだけど、茜は少しは楽になってくれたのかな。



…いや、そんなことあるわけ────ドンッ!



「ひょえっ」



頭の中でいろんなことをぐちゃぐちゃ考えていたら、角を曲がったところで何かにぶつかった。


こんなところに、壁…!?


何にぶつかったか定かじゃない中そんなことを考えて、バランスを崩した私はとっさに目を瞑った。





じ、地面と接触事故が起こる!!

お尻に痣できるかもぉぉ!!



心の中であたふたしながら、何もできずにギュッと目を閉じて地面とぶつかるのを待つ。



う、うわぁぁぁ!


スロ、スローモーションに感じる!!


まだ!?まだ倒れないの!?


尻餅つくところに虫いないといいなぁ。


尻餅かぁ、お雑煮食べたい。


あんころ餅も美味しいよね。


でも私は醤油唐辛子派だな。