Ri.Night Ⅰ 【全完結】


やった!今日は焼肉だ!

早く切り上げなきゃ!


焼肉で気分が急上昇。

ルンルン気分で鼻歌を歌う。


……って、ん?


その時、微かに聞こえてきたのはバイクのエンジン音。


次第に大きくなるその音に振り向くと、見知ったバイクがこっちに向かっていた。


あ、十夜だ。


「十夜、遅い!何かあったの!?」


「………」


「十夜?」


てっきり何か言ってくるもんだと思ったのに、十夜からの返答はなく。


「十夜?」


「乗れ」


「ちょ……!」


何なの、この温度差。


バイクを降りてあたしを持ち上げる十夜に疑問符しか浮かばない。


なに?何かあったの?


機嫌が悪い理由を聞きたいけどそんな雰囲気ではなく。

仕方ないから黙って背中にしがみついた。