Ri.Night Ⅰ 【全完結】


ったく、正直に言えばいいのにさ。

もう家に呼んでやんないからね!


ふんっ!とそっぽを向いて、雷さんの作ってくれたご飯を頬張る。


「仲良いのか悪いのか分かんねぇな」


隣でボソッとそう呟く煌に、「二人共いつもこんななの?」と雷さんが不思議そうに聞いた。


「まぁ大体はこんな感じだな」


「へー。仲良いんだね」


「ゔっ……」


雷さんの見当違いの答えに、思わず食べてた物を詰まらせてしまった。


何言ってんの雷さん!

今の会話を聞いて何処が仲良く見えるのか教えて欲しい。

仲良くどころか喧嘩みたいになってるんだけど。



そりゃあさ、あたしだって仲良くしたいと思ってるよ?

まぁ、一応好きだしさ。


でも、仲良くって今みたいな会話じゃなくて、もっとこう……あるじゃない?

甘ーい感じ?






うん。想像出来ない。


そもそも、十夜が悪いんだからね!

いつも人を馬鹿扱いするしさ。

これじゃ甘い会話なんか出来ないよ。


まぁ、今更十夜から甘い言葉が出てきたらビックリするけど。


「雷さん。あたし達のどこか仲良しに見えるんですか?」


お水を一口飲み、ふぅ、と一息ついて雷さんにそう問いかける。


「うーん……、口喧嘩してる所?」


「……はい?」


え?今、何て?


「あの、雷さん?もう一回お願いします」


「口喧嘩してる所」


聞き間違いじゃなかったらしい。


なんで口喧嘩してたら仲良いって事になるんだろう。