Ri.Night Ⅰ 【全完結】


言われてみればこの二人、似てるかも。


背が高くてタレ目な所とか。

あと、妙な色気を纏ってる所とか。

それと、テンションも。


違うのは髪型ぐらいかな。


彼方はゆるいウェーブのセンター分けで、雷さんは後ろで一つに結んでいる。


従兄弟でこんなに似るって凄いと思う。


だって、ウチ、兄妹でもあんまり似てないもん。


貴兄はパパ似で、あたしと優音はママ似。


だから、そっくりって羨ましいな。









「お待たせー!」


店内にあったダーツで遊んでいると、雷さんが両手に料理を持って再登場。


「うわぁー!美味しそー!」


ずらりと並ぶ美味しそうな料理の数々に、あたしの目はキラキラ。


「いっただっきまぁーす!」


料理が揃った所で、パンッと両手を合わせて一口ぱくり。


「美味しー!」


何これ、超うまっ!


「雷さん料理上手!」


「ありがとー凛音ちゃん。おかわりあるから一杯食べてね」


「おかわり!?」


雷さんのその言葉にキランと目が光る。


「雷、餌付けすんな。これ以上食べるとデブる」


「はぁ!?まだ標準ですー!」


ホント失礼だよね、煌は!


キッと横目で睨み付けて、ご飯を掻き込む。


「凛音ちゃんは太っても可愛いよ」


「……っ、壱さん!」


ラブッ!


コーンスープを優雅に飲む壱さんにうっとりしながらハンバーグを一口。


うまっ。壱さんを見てるだけで美味しさ倍だよ。