Ri.Night Ⅰ 【全完結】


「うん。コイツ等に聞いてたから。

あっ、そういえばまだ名前言ってなかったね。俺は雷。こいつらの先輩なんだ」


「先輩?ってことは、ウチの学校の生徒だったんですか?」


「あ、違う違う。学校の先輩じゃなくて、鳳皇の先輩」


「鳳皇の先輩?」


じゃあ……。


「俺、元鳳皇なんだよね」


やっぱり!


ニッと笑った雷さんが、「どーぞ」とお水を置いてくれる。


「雷さんも鳳皇だったんですか」


「そう。だから凛音ちゃんの先輩にもなるね」


「あっ、ホントだ!じゃあ雷先輩ですね!」


「ら、雷先輩!?それ良い!!」


あぶなっ!


カウンターから抱きつかれそうになったけど距離がなくてギリギリセーフ。


さっきの二の舞になるとこだったよ。良かった……。



「お前等何やってんだよ。ってか俺、オムライス」


偉そうにそう注文した煌が「ほらよ」とうちわ代わりにしていたメニューを差し出してきた。


「ありがと」


仮にも先輩なのにタメ口で喋るなんて、アンタ何様ですか?

しかも注文したのがオムライスって。


案外可愛い食べ物が好きなのね、煌くんは。


「俺、カレー!」


口々に食べたい物を注文し始めた陽達に、あたしも慌てて選ぶ。


メニューを見ると、何故か一番上に“特別メニュー”と書いてあって。


特別メニューって何なんだろうと不思議に思った。