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……ふぅ。いいお湯だった。

気持ち良すぎてつい長風呂しちゃった。


やっぱり朝風呂は最高だね!



朝からルンルン気分になったあたしは、肩に掛けたバスタオルで髪の毛を拭きながらお風呂場を出た。



「あ、凛音はよー!」


「わぉ。りっちゃんのお風呂上がりいいね~」


「凛音ちゃん、おはよう」


「うーす」


リビングに出ると、いつもの四人が来ていて、ソファーでまったりと寛いでいた。


「皆、おはよー!」


朝から皆の顔見れるなんてなんか嬉しい!


「お前髪の毛乾かしてこいって前も言っただろ?そこ、座って待ってろ」


ソファーに駆け寄って行くや否やそう言われ、自分が座っていた二人掛けソファーを指差しながらお風呂場へと消えていく煌。


「ほら、後ろ向け」


「はーい」


ドライヤーを手に持って出戻ってきた煌にくるりと背中を向け、ふぁっと大きくあくび。


「あー、気持ちいー」


人に乾かして貰うのってなんでこんなにも気持ちが良いんだろう。

煌って髪の毛乾かすの上手だよねー。


「煌ってりっちゃんには超世話焼きだよなー」


「あー俺も思ったー」


「煌は面倒見いいからほっとけないんだね」


あたし達を見ながらクスクスと笑う壱さん達。