Ri.Night Ⅰ 【全完結】




────…



「凛音!」


「りっちゃん!」



リビングのドアを開けると、陽と彼方が駆け寄って来てくれて。



「心配してくれてありがとう。大丈夫だから」



無理矢理笑顔を作ってピースすると、二人は「良かった」とクシャクシャ頭を撫でてくれた。



「話は後だ。先に休ませる。お前等は例の件頼む」


「分かった」



「ゆっくり休めよ」と声を掛けてくれた皆に手を振って、寝室へ連れて行って貰う。






寝室に入るとそのままベッドへ下ろされて、十夜の指先がそっとあたしの頬に触れた。



「十夜──」


「聞きたい事は沢山ある」


「……っ」


「けど、それは明日聞く。だから……」


「……っ、とお──」



腕を引かれて、ギュッと抱き締められる。





「──今は、泣いとけ」